マンガのこと。

今までにハマった好きなマンガのことを語る。

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最遊記(峰倉かずや/エニックス)
 99年4月、大学の友人にハメられました。授業中の筆談で(笑) 「最遊記って知ってる?」 「知らない」「貸すから、読んで。そんでハマってうちの本にゲストして(笑)」…そんな会話が交わされたらしい…。 その時は作者まで聞いてなくて、借りた時に表紙見てびっくり。別の雑誌で連載してた漫画がすっごい好きでねぇ…。 かずや氏のこの独特の雰囲気、好きなんですよ。

 「最遊記」では、三蔵と八戒が特に好きです。三蔵はね、暴力奮う、酒飲む、博打打つ、タバコ吸う、 という超鬼畜生臭坊主のくせに、根っこのとこではちゃんとしっかり「坊主」なところに、すっごい惹かれました。 八戒はねぇ…ああいう、過去を抱えた人って、好きなのよ(笑) 普段はそれを全然感じさせないんだけど、 凶暴な本性を秘めている、みたいな。アニメでの八戒の石田彰って、ホントにハマリ役だよねぇ…。

 そして、ただ強いだけじゃない、みんな何かしら「弱い」面を持ってるからね。そういう、「強い」人の「弱さ」 ってのは何つーか、こう、ヲトメゴコロを揺さぶられ…(笑) あの「生き様」が、いいんだよねぇ…。

 …ついでに、こっそり八×三をプッシュします…。(←弱気)

幽遊白書(富樫義博/集英社)
 連載が始まった時、「いきなり主人公が死んでいる」という今までに無い設定にすっごくホレました。 途中で読むのをやめちゃった時期があったんだけど、アニメ化に際して、コミック買ってまた最初から読み返しました。 幽助が死んでる間のエピソードは、いい話が多かったね…。アニメになった時、そのエピソードを(恐らく、 蔵馬や飛影を早く出すために)大幅に削った制作側の根性が気に入らなかった…。あのへんのエピソードは、 今の子供たちにも読んで欲しいカンジ。今からでもいいから、1・2巻は読め(笑)
 蔵馬が好きでした。人間の時の優しさと、妖狐の時の残忍さとのギャップの大きさとか。いや…もともと、 美形キャラは好きですけどね(笑) 人間バージョンだと、けっこうフラストレーションたまってるんだろうなぁ…。 そして、蔵×飛が世の中の主流でしたが、私は飛×蔵派でした。同士が少なくて寂しかった…けど、 ブームが去った後に残ったのは、飛×蔵だった…(笑)
 連載の最後の方、富樫さん、だいぶ疲れてたんじゃないかね…。絵がだいぶ荒れてたよね…。 あんまりずるずる引き延ばさないで、すぱっと終わらせてあげればいいのに、と、ずいぶん思ったもんだ。 だもんで、終わった時は、残念、よりもむしろホッとしました。

キャプテン翼(高橋陽一/集英社)
 生まれて初めて、本気でハマったマンガ。小1の時、始まったばかりのアニメを見たのが最初(年がバレます)。小3の頃から、コミックを集め始めました。お陰さまで全巻持ってます。
 彼らが頑張ってる姿が大好きで、どんなにいい結果を出しても満足せずに更に上を目指す姿勢が大好きで。 子供心に、「いつかワールドカップで優勝できるに違いない」とか思ったもんなぁ(笑)  あの頃はまだ日本のサッカー界も低迷してたけど、それから10年近く経ってJリーグが発足して、そこからだんだんレベルが上がってきて。ここ数年のオリンピックやらワールドカップやら見てて、 自分と同年代の選手達が活躍してるの見てると、「きっとこの人達も『キャプつば』を見て育った世代なんだなぁ」なーんて、何となく嬉しくなってみたり。きっと、一番喜んでたのは作者自身だと思うけどね。
 ただ…Jリーグが発足した時に、それに便乗するかの如く「キャプつば」の連載を再開させた出版社の根性は、嫌いでした…。アニメまで一緒になって違う局でリメイクしてやり始めちゃって。何だかなぁ…。

 中学生の頃から、いろんな作品にヲタク的ハマり方をしてて、「や」抜きには語れない(死)私ですが、「キャプつば」だけは、あの頃の純粋な気持ちを汚したくない。 絶対「や」的発想をしたくない、数少ない作品のひとつ。「や」抜きの、フツーの同人誌さえ見たくないぐらいの聖域です。
 ちなみに、岬くんが一番好きです。でも、もし初めて「キャプつば」に接した時の自分の年齢が中学生以上だったら、絶対、日向小次郎にハマってたね…。 子供心には、小次郎は敵でしかなく、頑固で狂暴(笑)で怖いいじめっ子、的イメージしかなかったのよ(笑) そして、「脇役」たちは全然眼中に入ってなかった…。子供だったんだなあ、自分も…。

聖闘士星矢(車田正美/集英社)
 小学校を卒業する頃、友人からコミック借りたのが最初です。ハマったのは、5巻ぐらいでした。 星矢たちの友情パワー(笑)に心を打たれたのか、それとも、あくまで飄々と高見の見物に回るムウ様に惹かれたのか…。それまでは、まさかハマるなんて思ってなかったのに。 でも、私が小学校を卒業する頃というのは、ちょうどアニメ放映が終わる頃で、結局一度もアニメは見ないまま終わりました…。 唯一まともに見たのは、「東●ま●がまつり」の中でやった「最終聖戦の戦士たち」だけ。他は、ビデオでならいくつか見たけどね。
 そんなわけで、再放送を期待してたんですが…私の知る限り、やってくれませんでしたね…。ハーデス編も、アニメ化の噂だけはあったけど、結局…。 ムウ様の活躍が見たかったのに…今となっては塩沢さんも亡くなられてしまったし…(涙)
 ムウ様がすっごく好きです。美形だし、超能力使えるし、自分は深入りしないで高見の見物ばっかだし(笑) そのくせ、ハーデス編では意外な一面を見せてくれたりして。 戦うムウ様…カッコイイ!(笑) でも、初登場の時には、男だか女だかわかりませんでした。その前に老師が「ムウというがいるはずじゃ」って言ってるのに(笑) ちゃんと読んでなかった証拠。
 私には、好きなキャラは呼び捨てできない、という妙な癖がありますが、「キャプつば」の岬くんと並び、このムウ様も、未だに呼び捨てできないキャラです。

 良くも悪くも、初めて同人的にハマった作品です。「や」にハマったのも、これがきっかけ。本屋で同人アンソロジー本なんて見つけて、 「うわー、星矢と紫龍のベッドシーンがあるよー!」「お金出し合って買おうか…!」って、どーゆーコトでしょうね、中学生!(笑) 「げーっ!」っていう反応はなかったんですよ。 そういう未知の世界を、あっさりすんなり受け入れてしまったんですね。何だかなぁ…。でも、特にプッシュしたい特定のカップリングはありませんでしたね。 ムウ様絡みのが見たかったのに、あんまりなかったし(笑)

キャプテン翼:ワールドユース編(高橋陽一/集英社)
 「キャプテン翼」のことはもう書いただろ! というツッコミは聞きません(笑) いやね、読み返してたら書きたくなったのよ。
 私は岬くんが一番好きなのは既に書いた通りですが、コレを読み返してて、彼の新たな魅力に気付いてしまったのです。つまり…岬くんは、意外とガンコだ(笑)  ただ素直で優しくてカワイイだけじゃない、意外とガンコで、意地っ張りで、プライドが高くて、強がりで、そんなところがまた良かったりするわけで。 小次郎みたいにすぐ表に出ない分、隠れた激情家みたいなカンジで、すぐ無茶するし、今まで何度も読んでたハズなのに、どうして気付かなかったのかなあ…。年令の差かなぁ…。年食った証拠かなぁ…。(←笑)

 翼と岬くんの黄金コンビ、これももう何度も見てたはずなのに、舞台が世界に移ってからは翼は小次郎とも超コンビプレイを見せていたのに、 でもやっぱり、翼には岬くんしかいないんだ、と気付いたのもつい最近でした。いろんな場面でいろんなプレイを見ていて、同じフィールドの中に岬くんがいてこそ、翼のプレイが何倍にも輝きを増すんだなあ、と。 翼のプレイを最大限に際立たせるのは、岬くんのフォローがあってこそなんだなあ、と。だからと言って岬くんが目立たないわけではなく、自分もしっかり際立っている。 それってつまり、岬くんも、翼に負けず劣らず、超プロ級の実力を持ってるってことなのかな、と。今まで岬くんは翼より一段低いところにいると思ってたけど、 もしかしたら、翼と同じくらい、もしかするとそれ以上のものを秘めているのかも…。なーんて思うのは、ホレた欲目でしょうかね(笑)
 でも岬くん、選手生命にかかわるケガ多すぎ。「多すぎ」って、記憶にある限りでは全巻通して2回だけだけど、2回が2回とも「選手生命の危機」とか言われりゃ十分でしょ。 そこでまた無茶するからね、この子は…。

 あと、何かおかしかったのが、ウルグアイ戦で小次郎が翼のフォローで空中での雷獣シュートを決めた時だったかな。「そんな技が…可能なのか!」というセリフ…。 「いや、無理だろ(笑)」と妙に冷静にツッこむ自分がいた…(笑) こんなスーパープレイを実際できる人が一人でもいたら、日本のサッカーはもっともっと変わってるだろうヨ…。
 ちなみに、ワールドユース編の中で一番気になったのが、中国戦での小次郎の回想シーン。父ちゃんの葬式の時の小次郎。はっ、半ズボン! 半ズボンに吊りバンド!!  かっ、かわえぇぢゃねぇかッッ!!(←バカ) あぁ…私にはショタ趣味はなかったハズなのに…。これも年のせいか…。(失笑)

 何はともあれ、来年の、韓国と共催のワールドカップが非常に楽しみになったのでした。表記を「日本・韓国」か「韓国・日本」かでモメてたらしいけど…そこにこだわってたら、 いい大会になんかならないんじゃないの? もっとこだわるところがあるんじゃないの?? 韓国と日本とで協力しなきゃならないのに、そんなとこにこだわってるヒマあんの?  よくわかんないけどさ。正式名称が「韓国・日本」なんだから、それでいいじゃん。何がダメなの? 「韓日」は言いづらいからそれは「日韓」でもいいと思うけどサ。 オトナの考えることは、よくわかんないヨ。

世紀末翼伝説(藤田わか/みのり書房)
 知る人ぞ知る、知らない人は全く知らない作品。10年くらい前にさー、「アニパロコミックス」って雑誌があったのよ。今の若いコは知らないと思うケド。そこで連載されてた、翼メイン (星矢、シュラト、トルーパーも多数乱入)のパロディマンガ。ま、他のパロディ作品も収録されてるんですけど。私の手元には、古本屋で手に入れた3巻までしかないんですが…4巻以降ってあるんでしょうか??

 この作品は何がいいって、「これでもか!」ってくらいのギャグギャグギャグ!! 回を重ねる度に、だんだん磨きがかかっていく数々のとんでもないギャグ!  もとの作品では、名シーン・名台詞に数えられるだろうシーンやセリフを、ことごとくギャグにしてしまっている。お腹がよじれそうなくらい、笑わせていただきました。ごちそうさま。 パロディの真髄を見た気分だね。こういうとんでもないパロディ描けたら、楽しいかもしれない…。声ネタもあったら、面白かったかもね。日向&紫龍&インドラとか、若林&氷河とか。 アタマの中で声もイメージすると、二倍笑えます(笑)
 てなワケで、翼、星矢、シュラト、トルーパーのどれかひとつでもスキだった人には絶対オススメ。でも、3巻までにトルーパーは出てきてないなぁ…。 多分、この作者さんは、今も同人誌作ってると思います。同人誌は読んだことないけど、お腹がはち切れそうなギャグ満載だといいなぁ。

漆黒のカース(作画:白石琴似/角川書店)
 昔、「ソードワールド」のスーファミ版が出た時に、それをコミック化したもの。マル勝スーパーファミコン誌で短期連載されてました。SFC版には、 「スペシャルシナリオ」のルートがありまして、コレはTRPGのシナリオ集にもなっているんですね。それを軸に、小説とコミックがあったりします。ストーリーは全部一緒ってわけでもないけど。

 SFCやってて、私はとある1人のキャラクターが大っ嫌いでした。いよいよ最後の決戦か!?ってとこでいきなり場面転換して、決着をつけぬままヤツが処刑されたらしいことを悟った時は、 思わず中指立てて(下品)「てめェ! 生き返って勝負しやがれ! 貴様は俺がこの手でブッ殺す!!」と毒づいたぐらい、ムカついた奴でした。 こんなに人を憎んだことがあったろうか?ってくらい、奴を憎悪してました。
 が、しかし。コミック版を読んだ時に私は自分の性癖を呪った…。「まぁ、美形なお兄さん♪ …って、アイツだーー!!」(爆)  なんで! どーして!! なんで奴がこんなに美形なんだ!! どーしてくれる、琴似ちゃん!!(滅) お陰で、あれほど憎んでたキャラを心から憎めなくなったバカ1人…。 ごめん、私、どんな悪人でどんなヤな奴でも、美形は憎めない…。SFC版は心置きなく憎める奴だったのに…。やっぱり悪役には1人は美形が必要なのか…?
 ストーリーについては、あまり触れませんが…RPG絵を描くのに参考にする部分は多いです。

考え中


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