ミュージカル第5弾
2005年8月8日〜2005年8月14日
東京・日本青年館大ホール
2005年8月17日〜2005年8月20日
大阪・メルパルク大阪

いよいよ…!
例年通りなら、また夏に公演があるハズ。順番からすると、次は氷帝。…でも、校内ランキング戦もちゃんと観たいなぁ…。などと思っていたところに飛び込んだ情報は、やはり。5月末のジャンプで、夏の氷帝公演が告知されました。東京が8月8日〜14日、大阪が17日〜20日。会場は、東京が日本青年館で、大阪がメルパルク。…どこからツッこむべき??
公演をコミケにぶつけるのは、もう諦めてます。けど…大阪がモロにブリと被ってるよ!! ネ●ケ…一体何を考えているんだ…。ファン層が被ってるのになぁ…。てか、それ以前に、自分とこで制作する舞台、同時期にぶつけるかなぁ、普通? うーん……。あと、会場もね…せめてゆうぽうとぐらいのホールが欲しかったよ…。日本青年館って、私が初めてミュを観た記念の場所でもありますが(笑)、座席数は1300ちょっと。少々厳しい。あと、日替わりゲストって何ですかー!! そんなことされたら…行けるだけ行きたくなるじゃないか…(涙) 幸いにも、日替わりの予定は事前に発表されたんで、全公演チャレンジなんて無謀なことはせずに済みましたが。そしてチケット一般販売が6月26日…って、兼ちゃんの大阪イベントの日だ!! 更に大阪千秋楽…その日、ブリのチケット取っちゃったんだよなぁ…。翌日も…。やっぱり大阪は今回は厳しいなぁ…。まぁ、やるだけやってみて、取れたら考えますか。

チケット争奪…戦?
先行販売は、予想通り18日。今回の氷帝公演…ホールが多少広くなったとは言っても、何たって氷帝。卒業公演の時ほどではないかもしれないけど、またすごい争奪戦になりそうだ。…もう、拘るまい。そりゃできれば千秋楽は観たい。でももう拘らない。千秋楽とは言わない。土日でなくたっていい。平日昼間でも構わない。座席なんて、どこでもいい。2階最後列の一番端っこだって構わない。とにかく、1回だけでいいから、ナマで観たい。もし全滅でも、後でDVDが出る。…でもやっぱり、できることならせめて1回はナマで観たい。…英治、兼ちゃん、それからミュの神様…。1回でいいです。どの公演でもいいから、1回でいいから、ナマで観たいです…。
…ちょうど時期が昨年のルドルフ公演と重なっていたこともあり、当時のチケ取りの時のこととかいろいろ思い出しつつ(笑)、そんな気持ちで祈ってました。えぇ、欲なんてもう、全然ありませんでした。「1回だけでいいから観たい」という気持ちだけ。

当日、いつもは30分前に着くように行くのに、この日は何故か40分前に行ってみました。…人がいた…!! いつも、前にも後にも誰も来ないのに…今回は人がいたよ!! どうやらミュの人みたいだったので、話しかけてみた(笑) 近場は既に埋まってて、○ーソンを探してさまよって来たらしい。いろいろ話しながら時間を待ちましたよ。同志がいると楽しい(笑) で、16時直前から2人とも黙々と電話(笑) 私は大阪千秋楽にチャレンジしてみたかったのだが…5分で諦めた(笑) ○ッピーが使えればまだしも…電話がつながったためしはないし、取れるならやっぱり大阪より東京を取っておかないと。そして、私の前にいたその人は1公演のみ欲しかったようで、20分ぐらいでチケットが取れていました。
…ここからが私の勝負ですよ…。やっぱり後に誰も来なかったので、その後は1人で○ッピー占領です。ID入力の時点でつながらないのは、既に経験済みです。それでも、10分ぐらいで日程を選ぶ画面に入れました。ここでもう30分経過。いろんなモノに見切りをつけ、押したのは10日夜公演。…取れた! 涙出た…。よかった…1公演は確実に、ナマで観られるんだ…!! そしてケータイのメールをチェックしてみたら、M子さんからは10分くらいで「千秋楽取れた」と入ってた。何と!! 偉い! すごいよ!! よかった…千秋楽も観に行ける…!! また涙出た(笑) 英治、兼ちゃん、ミュの神様、ありがとう!!!
こうなると後はもう気楽なもので(笑) 次に、13日夜にチャレンジ。これも10分後くらいに取れた。そして12日夜。M子さんとメールしながら「日曜昼はもうダメだと思うけど…」なんて話しつつ、まぁ見るだけ見てみようか、ということになり、12日夜が取れたところで、14日昼。この時点で、開始から45分が経過。今度は電話で話しながら、「取れた…」「こっちも、つながっちゃった…」………アレ?? 何か…券、出てきたんですけど…。……えーっと………。こんな50分も経って最終日昼が取れるとは思ってなかったよ…。実は今回、そんなに激戦でもなかったのかな……?? ここまで取れたならもういいだろうと思いつつ、行けるなら行きたいと思っていた13日昼(コミケ当日)。これもやっぱり取れてしまいました。ここで55分。もういいだろう。電話で協力してくれてた友にもチケ取り終了の連絡してお礼言って、今回のチケ取り終了。
…あれだけ覚悟してた割に、終わってみれば希望通りの東京6公演。やっぱりきっと、必死にならない方が取れるんだ…(笑) 何か…ずいぶん楽なチケ取りだったなぁ、今回は…。完売表示を一度も見ずに、欲しかったところ全部取れたからなぁ…。電話は一度もつながらなかったけど(笑) 実は今回、そんなに人気ないんだろうか…。と、この時は思ってました。

そして、発券したチケットの座席番号を見て…実はけっこうすごかったらしいことに気がついた。私が取った土曜夜と日曜昼、座席が2階のほぼ最後列のほぼ右端だったよ!! ホントに2階最後列の端だよ…。きっとこれ、あと数秒遅かったら取れてない…。いいタイミングだったんだなぁ…。こういう、最後に滑り込んだらしい席って、確かに多少見難くはあるかもしれないけど、何かいろんなモノに勝った気分になれるから意外とスキ(笑)
結局、日替わりゲストも全員見ることができます。M子さんが取ってくれた千秋楽、1階の1桁列でした。きっとみんな大阪に集中してて東京が割と手薄だったのかな…とは思いつつ、それでもそんな取れるとは思ってなかったよ…。しかも千秋楽が1桁列って…!! 英治! 兼ちゃん! ミュの神様! ありがとう!! ホント嬉しい!! それと…きっと○ッピーの神様もいるに違いない。去年、2分で神戸千秋楽つないで4分で発券してくれたのも、きっと○ッピーの神様のおかげなんだ。

…本当に運が良かったらしいということに気づいたのは、その後、いろんなサイトで「欲しいところが取れなかった」とか、更には譲り合い掲示板で「譲ってください」の書き込みを大量に見てから…。一般はともかく先行でも1枚も取れなかった人もけっこういたみたいで、一体私は何であんなに取れたんだろう…。やっぱり、気構えの違いかなぁ…。変に拘ってムキにならない方がいいんだろうな、きっと。本当に、嬉しいです。すっごい嬉しいです。ありがとう。こんなにチケット取らせてくれて、ありがとう。
…東京前楽をダブらせたとか、東京6公演取れましただなんて、迂闊に言いふらしたらきっと夜道で後ろから刺されるに違いない…。とちょっと恐ろしくなってきたもんで、しばらくは大人しくしておくことを決意(苦笑)

追加公演
案の定、追加公演が3公演入りましたね。東京2公演、大阪1公演。東京の2公演も平日昼間だったので、もうここではチケット取りへの参戦はしなかったのですが。…何か、ものすごく贅沢だよね。チケ取り参戦の必要がないくらい、希望通りに取れちゃったんだから。
でも、このチケ販売も相当の激戦だったようです。…そりゃそうよね。東京2公演・大阪1公演に全員が集中しちゃうんだから。勝負は最初の5分・10分か…。厳しいなぁ…。

氷帝コール
今回の公演、一番危惧されていたのは、今回初めて観るであろう氷帝ファンの人たちのマナーでした。…とは言っても、最初から観てる人だって、初演の頃はずいぶんいろいろやらかしたんだからさ…あまり神経質になるのもどうかと思うけど。と言いつつ、一番心配してたのは、氷帝コールです。青学ファンの私でさえ、本音では「やったら面白いかな」と思ったくらいだから、氷帝ファンの人達は、きっとみんなやりたかったんだと思うんですよ。でも、そんなのやってしまったら収拾つかなくなるのは目に見えてるし、すっぱり禁止してしまった方がいいんじゃないかな…。と思ってました。自発的にやるのはやめよう、と呼びかけるサイトもできたしね。
でも、心配されたほどのことは全然なかった。コールもだけど、マナーに関しても。今までは必ず黄色い悲鳴がどこかで起きていたのに、今回はそれもなかった。歌の最中の手拍子もなかった。今までで一番大人しかったと思う。みんながいろいろ言ってただけに、みんながそれぞれ気を遣えたってことだろうね。私も、「何度も観てるから大丈夫」ではなくて、「何度も観てるからこそ、いい加減にならないように気をつけよう」って改めて思ったから。
まあ…近くに座ってる、明らかに氷帝ファンの子のヒソヒソ声がずいぶん気になったりはしたけど、気にするものがソレしかないくらい、他には何もなかった。

当日
今回、観に行ったのは、10日夜、12日夜、13日昼・夜、14日昼・夜の6公演。ルドルフの日替わりゲストは、10日夜は裕太、12日夜・13日昼・夜は観月、14日昼・夜は柳沢。あと…一応、メモ取りながら観てたけど…初回だけはやっぱりメモ取れなかった…。M子さんが行けないのにウッカリ2枚取ってしまった12日夜は、譲り合い掲示板で引き取ってもらいました。ダブってしまった東京前楽は、知り合いに。

平日である10日夜は、定時ダッシュで行きました。…千葉って、東京から遠いんだな…。5時に出て、着いたのは開演5分前だったよ…。7時ギリギリだったよ…。12日夜は、昼間は夏込みで友のサークルの売り子して、その後に観に行きました。…隣のサークルさんでミュの話してた人がいたから、思わず「観に行かれたんですか?」とかって話に混ざってしまった(笑) 13日は、自分がコミケサークル参加なのについ昼公演まで取っちゃったりして、何をやっているのだか…。でもさすがに、15分ばかし遅刻してしまいました…。1階の後方列の通路側だったのがせめてもの救い。周りへの迷惑が最小限で済むから。いや…すいません…。DVD撮影用の機材も、この日に入ってたわね。
そして14日の東京千秋楽。昼公演が終わった後、外にはものすごい行列ができていた。そして、当日券の発表を見てみた。当選者は43人、当選の最後の番号は711だった。…700人以上も並んで、50人も入れない…。卒業公演を思い出した。あの時も、何百人も並んで、当選はほんの何十人だった。観られない悔しさは、私もあの時に散々味わった。口ではどう言ったって、やっぱり悔しいものは悔しい。「観られない人の分も楽しんでくる」なんてのは、結局は観られる人間のエゴでしかない。でも、あの時のような悔しい思いをしている人がこれだけ…何百人もいるってことだけは、絶対に忘れてはいけない。そんなことを考えてたら、中に入った瞬間にもう泣きそうだった…。1幕アタマからボロ泣きだった…。今この場にいることができる自分は、何て運がいいんだろう。何て幸せなんだろう。

今回は、初の試みの3幕構成だったワケですが…最初、公式サイトに「休憩込みで2時間20分」って書いてあったけど…一体何故、あれだけの内容でそんな時間で終わると思ってたんだろう(笑) 思いっきり、3時間かかってますがな…。でも、1幕はランキング戦、2幕・3幕で氷帝戦だったから…今回は3幕構成ってのは良かったと思う。やっぱり、柳がちょっと心配ではあったけどね。でも、何とか乗り切ってくれてよかった。
あと、5月のライブの時に初披露だった「クリスタル」。ライブのCDが10日に発売で、前の日に買っておいたのだけど…ゆっくり聴く時間も結局なくて。でも…やらなかったんだよね…。それでも、「千秋楽だけでもやってくれないかなー」とボンヤリ思ってたら…ホントにやっちゃうし…(涙) アレはヤバイっすよー(涙)

ホントに、今回の公演は、いろんな運が全て自分に味方してくれていたと思います。本当に運が良かった。この幸運は、どこに感謝したらいいですか。ミュの神様、大好きな英治と兼ちゃん、それから多分、○ッピーの神様。あと、どこに感謝したらいいんでしょうか。どこに感謝したら足りるんでしょうか。どれだけ感謝しても足りない気がする。日替わりゲストを3人とも観ることができた。希望公演の全てを観ることができた。これ以上の幸運があるだろうか。あんないい舞台を6回も観させてくれて、本当に、ありがとう。…見切れ席でステージの端が見えない? それがどうした。中に入ってナマで観られるだけで十分じゃないか。
…とりあえず、転売屋には消えてほしいです…。世のため人のため、純粋に公演を観たいと思っているファンのために。

キャストのこと
とにもかくにも、まず柳。卒業公演の時には、見ていて痛々しいばかりだった。動けてない。声も出てない。5月のライブの時でさえ、まだ体を引きずっているのが明らかだった。それなのに…この3ヶ月のうちに、走ったり跳ねたりということができるようになっていた。驚きました、本当に。ゆーやが卒業しちゃって、何かあっても助けてくれる人はいないのに、ホントに大丈夫なんだろうか、とずいぶん心配していたんだけど…そんな心配は、ムダに終わりました。
ただ、やっぱり、時々「疲れてるのかな」と思ったところもあったけどね。でも本当に、彼の頑張りには頭が下がります。実際に現場に立って体を動かすことが、何よりのリハビリになるんだろうね、きっと。

次に、お城。あの子が手塚部長でよかった。…私は、ミュを初めて見た2年前の夏から、氷帝戦のあのシーンはどんなふうになるのかずっと想像してた。当時は、もう英治が演じるものだと信じて疑っていなくて、でも1年前の公演で突然のキャスト交替があって、その時に初めて、「違う人で観るかもしれない」ということに思い至った。でもそれでも、英治か兼ちゃんのどちらかだろうと思ってた。…まさか、氷帝戦を前に卒業しちゃうとはねぇ…(苦笑) でも、お城が3代目手塚役をやってくれて、本当によかったと思う。お城があのシーンをやってくれて、本当によかった。この大事なシーンの手塚役がお城で、本当によかった。…あ、別に、英治や兼ちゃんだったらダメだった、ってことでは絶対ありませんからね、念の為。あの2人がどう演じるか観てみたかった、という思いは確かにある。今でも思う。でも、これだけは言える。お城で、よかった。手塚部長を演じてくれて、ありがとう。あそこまでの手塚部長を演じてくれて、本当にありがとう。

あと…ゴールデンペア。…失礼なことを言いますが、山吹公演の時は、もうどうしようかと思ったんですよ(笑) 音程がメタメタで…。何か、あの頃は、「ゴールデン」というより、ハゲた金メッキ…(ボソ) なので今回、2幕アタマの大石のソロで「大丈夫なの!?」とか思ってしまったんですが。この2人も、格段に上手くなったね〜。ようやく、キラキラ光る2人になってきました。

青学メンバーに関しては、ゴールデンペアに限らず、1月の山吹公演を観た時に「まだ氷帝戦は任せられない」って思ってました。もう1回別の公演を挟んでからじゃないと、危なっかしい、って。でも、ライブを経て、みんな役作りもしっかりできてきたんですね。半年前とは違って、ものすごく安心して観ていられました。

それと、氷帝メンバーたち。毎回思うことだけど、どうしてあんなぴったりの人たちを見つけてこられるんだろう…。特に、跡部役のカズキ。跡部なんて、誰がやるとなっても絶対クレームつける人はいるだろうな、と思ってたのに…何かもう、見るからに俺様で。お城の手塚部長を初めて見た時は、「自分の一番カッコイイ姿を見せる術を知っているな」と思ったんですが…カズキに関しては、「自分がカッコイイということを知っている」と思いました。文句のつけようのない、「エンペラー」たちでした。



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