ミュージカル第4弾
2004年12月29日〜2005年1月2日
東京・東京芸術劇場中ホール(大ホール)
2005年1月8日〜2005年1月10日
大阪・メルパルク大阪
2005年1月19日〜2005年1月23日
東京・メルパルク東京

またしても…!
また年末年始の公演があるのかしら。なんて思っていた矢先…10月末のジャンプに告知が。年末年始、スペシャルバージョンで公演があるという。…何だ、スペシャルって?
…その詳細は、年末年始に東京で不動峰公演、年が明けてから大阪と東京で山吹(ルドルフ)公演、しかもこの不動峰をもって、現青学レギュラーメンバーはリョーマを除いて全員卒業、というものでした。…何だそりゃ!! ちょっと待って…。ルドルフの時ほどじゃないにせよ、またちょっとしたパニックでした。
日程も…29日〜2日が不動峰、8日〜10日が山吹大阪、20日〜23日が山吹東京。大阪と平日は却下するとして…不動峰9公演、山吹4公演…。全部…は観に行けないなぁ、さすがに…。金銭的に。いくら夏のルドルフ9公演観た私でも…ねぇ…(遠い目) まぁ、不動峰に関してはもう、取れたところで観に行くしかないかな。すごい激戦になりそうだから、全部取れるとは到底思えないし。

…けど、今回の不動峰の青学キャストは、リョーマが柳とゆーやの2人一役になる以外は、前回の不動峰をやるハズだったメンバー。…そう、英治が出るんですよ!! ルドルフ公演で英治が出ないショックがものすごく大きかった私は、ずっと思ってました。もう一度だけでいい、英治に出て欲しい、と。「これで最後かもしれない」という心構えを作って、そういう覚悟をしたうえで、もう一度だけでいい、英治の手塚国光を見届けたい、と、ずっと思ってました。何も知らずにライブを楽しめたのは、それはそれで幸せなことだけど、急に何の心の準備もないままにいきなりいなくなられてしまったから、未練がものすごくあったんです。それさえ叶うなら、もう二度とミュの舞台で英治を見られなくなったとしても、悔いはない、受け入れていける、と。もう一度だけでも出てくれれば、それだけで私は救われる、と。
そして今回の公演、英治が出てくれる。しかも、柳も復活する。そのことがもう、すごく嬉しくて、その事実だけで本当に救われてしまいました(笑) 確かに、みんな一気に入れ替わるのは寂しいとは思うけど、ミュをここまで大きくしてくれた彼らには、もっともっと活躍の場を広げてほしい。仕事が増えれば、必然的にスケジュールを合わせるのが困難になってくる。いつかは交替する日がくる。それが全員一気に、となったら…却ってスッキリしていいじゃないか。それに…今のメンバーは、ちょっと大きくなりすぎたと思う。これ以上このメンバーで続けていくのは、余りに大きくなりすぎたファンの規模からしても困難だと思う。一度リセットが必要なんだ。
そんなカンジで、やけにアッサリと受け入れてしまいました(笑) 惜しむらくは…恐らく、兼ちゃんも「初期メンバー」扱いで一緒に「卒業」になってしまうこと。イチや、2人のタカさんもね。

しかし、どうやらこの時点で既に戦いは始まっていたようです。今回のホール、不動峰がまたしても芸劇中ホール! 何故! 山吹は大阪も東京もメルパルクだからそれなりの座席数があるけど…何でよりにもよってこんな大事な公演が芸劇中ホール!! …夏の千秋楽が毎回続くようなモンですよ、今回の状況はきっと…。…知らないから。どうなっても。どう考えてもホール逆でしょう。主催側…もうちょっと考えてくれ…。

チケット大争奪戦!
今回で初期メンバーがみんな卒業、となると…不動峰公演はものすごい争奪戦が予想される。特に千秋楽。本当に、現メンバーの最後の最後となったら…そりゃみんな観たいよ。どうしても千秋楽は欲しい。そう思って、いろんな人を巻き込みました。友達も今まで巻き込まなかった人を巻き込んで、親と職場の人も巻き込んで、電話と○ッピー合わせて計12台? これだけあれば、誰かは千秋楽取れるだろう…。もし余ってしまっても、引き取り手は今回に限ってはいくらでも見つかる。それよりも取れないことの方が困る。何としても取る!
で、一般販売が11月21日ということで、先行は13日だろうな、と思ってたら…やっぱりそうでした(笑) 今までとちょっとシステムも変わって、封筒記載のIDが必要になったのね。そしてその13日。○ッピーに張り付いて、いけるとこまで行っとこうと思ってある程度入力して待ってたんですが。…10分前くらいになってウッカリ、○ッピーのスクリーンセーバーが働いてしまって、画面がトップに戻ってしまった!! そしたらもう、IDを入力する時点でつながらないつながらない…(涙) せっかく、山吹か不動峰か選べばいいとこまで入ってたのに…。しくじった! バカーー!!!
…結局、それで最初の10分ばかしをロスしてしまったのが痛かった…。私は不動峰は1枚も取れませんでした…。ミュの情報が出た頃から、チケット取りのこと考えるだけで泣きそうで、本当に必死だったんですよ…。千秋楽だけは何としても欲しくて。つながらない○ッピーを前に、マジ泣きしそうでした。それでも、一緒に行くM子さんが1公演だけだけど取ってくれたのが救いです。あぁ、もう…何なのよ、今回は…。前回は何であんなにホイホイ取れたんだろう…。…こういうのって、必死になるほど取れないのかしらね…。前回は、ヤケになって取ってたからなぁ…。神戸千秋楽も、「取れちゃったら行こう」ぐらいの気でしかなかったからなぁ…。
その後の○ーソン先行も有給取ってまで挑んだのに結局ダメで、一般はもう話にならず。予約流れ分もどうにもならんかった…。

そして、案の定…オークションがすごいことになっていた…。あの転売屋ども、消えて欲しい…。今回、マトモにチケット買えたファンって、半分もいないんじゃないだろうか…。それぐらいの勢いですよ。前回のルドルフも、千秋楽は10万の値がついたって話はあったけど…今回は、そんなモンじゃない。どの公演も5万くらいは平気でついてるし、千秋楽に至っては、相場が15万ですか…(遠い目) 2万くらいで「よくやるよ」とか思ってた頃が懐かしい…。オークションなんかで手に入れても、奴らをつけあがらせるだけなのにね…。それで更に転売屋が増えて、余計にフツーのファンがチケット取りにくくなるの。悪循環。
チケット取りの前は「千秋楽に5万くらいなら出してしまいそうな自分が嫌」とか思ってたけど…こうまでなると、やっぱりオークションなんか絶対やらない、と決意を新たにするのでした。金額の問題じゃない。自分のプライドがね、やっぱり許さない。オークションそのものは別にそうでもないんですが、チケットのオークションて嫌いなんですよ、私…。表示されている以外の金額で手に入れるのって、主催者・スタッフ・キャスト、そして他のファン達(特に、必死になってチケット取りをした人たち)に対してもすっごい失礼な気がして。ものすごい裏切り行為のような気がしてるんですよ。だから、余ったチケット譲る時にも定価で引き取って欲しいし、誰かが余らせたものを譲ってもらう時にも、定価で譲ってもらいたい。席の場所なんて関係なくね。
…さすがに、2枚34万ってのをいきなり見た時には思わず爆笑したけど(笑) 本気で笑ったよ…。

ちなみに、山吹に関しては、「1500あるし…山吹の千秋楽は30分ぐらい経っても取れないってことはないだろう。みんな不動峰に集中してるだろうし」なーんて非常に甘く見ていましたら。…取れたよ(笑) 30分くらい経ってたけど。さすがに2階席だったけど、ちゃんと取れました(笑) 友人のM子さんも、やっぱり30分くらいで取ってくれました。…2階の最後列のほぼ右端とか言って…ほんの何秒の差で滑り込んだらしい席でしたが。山吹に関しては、非常にいい読みをしてましたな。
つーか、30分ぐらい経って千秋楽を取って、そのすぐ後にその日の午前を取ったんですが。13列目のセンターなんていうけっこういい席が取れました。…みんなわかりやすすぎ(笑)
てゆーか…やっぱり、甘く見てると取れるのかなぁ…。ちなみに、山吹は結局土日4公演全部取っちゃいました(笑) 不動峰があまりに取れなかったんで、半分ヤケですが(苦笑) そしたら、巻き込んだ友人達がやっぱり山吹も取ってくれてて、4公演ともダブリが生じてしまった…。むぅ。ちょっとやりすぎた…かもしれない。

ホールの予約時期って…
何で今回もまた芸劇中ホールなんて小さいとこでやるんだろう。座席数1800以上のゆうぽうとでさえ、100人以上の立ち見が出た回があったのに。夏の千秋楽の状況を主催側はちゃんと学習してるんだろうか。…なんてことを、ずっと思っていたんですが。ある日突然気が付きました。

ホールの予約時期はかなり早い。

そう、どうして今までここに思い当たらなかったのか。学生時代にオケをやってて、ホール係の仕事も間近で見ていたハズなのに。こういうホールの予約って、1年前からが基本なんだよね。遅いとこでも、半年前から。そして芸劇のサイトで調べてみました。
芸劇は更に早かった…。中ホールに関しては、受付開始が、14〜15ヶ月前…。しかも1年前までに使用料金の3割を、半年前までに全額を支払わなければならない。更に、キャンセルしても支払った料金は戻ってこないっぽい。…これは…。
そして見てみると、夏のルドルフについては、8月分の予約開始時期は2003年6月なんですね。つまり、初演が終わった直後。もしすぐにホールを取ったのだとしたら…初演の規模からすると、最終日は立ち見が出たらしいとは言っても、この規模のホールでやっていけると思ったんだろうな…。とか考えると、夏のルドルフに関しては、もう仕方ないかな、という気がしてきた。もし2003年6月に取ったのであれば、ホールの規模に関して主催側を責めるのは酷というものだ。
で、今回の不動峰に関しては。12・1月分の予約開始が2003年10月。まだゆうぽうとで立ち見が出る前です。…でも、夏の追加公演…アレも1300以上のホールで立ち見が出そうな勢いだったじゃないか…。その時点で気付いて欲しかった…。座席数840の芸劇中ホールなんかでは、どうにもならなくなるということに…。

ついでに大ホールの予定表を見たら、31日〜3日は何もなかった(笑) こうなったら…今からでも、最終日だけでいいから、大ホールを…(笑) もしくは、3日に大ホールで追加公演を…(笑) てか、そこまでせんでも、いっそロビーのモニターとか、会場の外でもいいからスクリーンを置くなりして見せてほしい…。見物料5600円取っていいから。…もう、そんなんでもいいから見たかったんですよ、千秋楽…。当日券って言っても、ルドルフの時がああだったから、始発で行っても多分入れないだろうな、と思ったし。
…そんなに、贅沢なこと言ってますか? 立ち見でいいんです。画面を通したものだって構わないんです。千秋楽が観たいんです。そんなに贅沢なことなんですか? 見ず知らずの人間に15万も払わないとダメなんですか? …少なくとも、今回のミュに関しては、「立ち見でいいから観たい」ってのはたいそう贅沢な望みらしいですヨ…。
きっと、主催側にもかなりの苦情があったんでしょうね…。

同時中継!
12月アタマのジャンプを土曜にフライングで買ったら、衝撃の告知。最終日の1月2日、午前・午後共に大ホールで生中継!! え…マジで!? 大ホール…マジで取ったの? スクリーン…マジで置くの!? 大ホールは2000席あるし…これなら可能性は十分にある!! そう思ったら、マジ泣きしました(笑) しかしサイトで発表されたチケット販売…枚数制限が今までにも増して厳しくなってました…。まぁ、より多くの人がチケットを買えるように、との配慮なんだろうけど。
そしてそのチケット販売、ヘタに余らせない方がいいかな、と思いつつ、職場の人もまたちょっと巻き込んでみたんですが。…何であんなにつながらないの? いや、私の電話はつながった試しがないから最初からそんなに期待してなかったけど。70分経ってやっとつながったよ…。取れるワケないよ、そんなんで。余るだろうと思っても、転売屋が買い占めるに決まってるし。○ッピーが使えたら、まだ可能性はあったのになぁ…。
…やっぱりコレも、転売屋が山ほど買い占めてました…。何か癪なので、自分が見た限りを全部ブックマークして経過を見守りつつ数を数えてみたら…4分の1は取られてるね…。ヘタすると半分くらい取られてるんじゃないだろうか…。…アイツら、消えてほしい。ホントに。

しかし。奇跡は起きました。開始から30分くらい経った頃、メールを確認してみたら、一緒に観に行く予定のM子さんから来てました。時間が10時5分。ずいぶん早いな…と思って見てみたら、「夜の部2枚取れたよ。時間は10:01」…何ィ! 偉い! てか…1分? 1分でつながったの??
結局他の人は私も含めて全滅で、これが唯一の戦果だったんですが。早速引き換えてもらったら、座席が1階E列のセンター寄りの通路側…。す…すげェ!! これが本公演だったなら、実にとんでもない席です。でも、そんな贅沢は言ってはいけません。観られるだけで幸せ…なんて思ってたのに、そんな席が取れるなんて…! M子さん…偉い! サイコー! 大好き! 愛してる!! 英治と兼ちゃんと同じくらい愛してるーー!!!(←やめれ)
でも、よくよく話を聞くと、M子さんのケータイの時計は、1分進んでたそうです。てことは…開始から1分弱でつながってしまったと!! M子さん…一体、何をやったんだ…。オークションなんかでよくある「0分接続」とかいう予約番号…そんなのと同じことをやってしまったのね!! すごい! すごいよ!! あんな転売屋どもを押し退けてそんな速攻でつながったなんて! すごいよ!! …フッ、勝ったぞ、転売屋め(笑) 必要な枚数を取れてないから決して勝ったとは言えないんですが、それでも、勝った気分(笑)

メールを見た時は、やけにアッサリした文面だな…と思ったんですが。私も、まだ取れてない分があるから喜んでる場合ではなかったんですが。チケット引き換えてもらって番号教えてもらって、しばらく経ってからじんわり、「…観られるんだ…。千秋楽、観に行っていいんだ…!」みたいな感動が押し寄せてきました。嬉しくて泣きそうです。同じ空間にいることはできなくても、同じ時間に同じ感動を共有していいんですね…!!(涙)

ついでに、山吹も東京初日の前日、19日に追加公演決定、なんてありましたが…果たして、意味はあるのかどうか(笑) 山吹はそこまで激戦にはなってないハズです。…千秋楽を除いては。

キャスト変更
今回の不動峰を最後に青学メンバーが全員交代するということに関して、まぁいろんなサイトを見てたら、やっぱりショックを受けた人はかなり多いみたいで。「生●が狂った」とか、「ひどい失恋を味わった気分だ」とか。…ソレは、ルドルフで部長役の交代を知った時の私と同じ状態ですよ。そうか、私があの時に受けたショックを、世間一般の人たちは今回受けたカンジですか(笑) でも、そういう状況を見てると何となく、「…そこまで?」って一歩引いた目で見ちゃうのな。つまりは、あの頃の私もそういう目で見られてたってことですね…(遠い目)

まぁ、いろいろ思うところはあるだろうけど、現メンバーだって、初演の時はかなりぎこちない部分もあったワケだし、ただでさえビミョ〜な空気の中でやってたんじゃないか。観客もみんな興味本位の生暖かい目でさ。初演の初日とかなんて、芸劇中ホールが半分くらいしか埋まってなかったそうじゃない。実際の舞台を見てからでしょ、一気に火がついて盛り上がったのって。新キャストに対してのいろいろも、多分ソレは初演の時のファンの反応と大して変わらないものだと思う。初演メンバーだってそんなやりにくい状況の中からここまで大きくしたんだから、新メンバーだってそれだけの可能性は秘めてるハズなのよ。新メンバーはみんな、今までに作り上げられたものを崩さないようにしつつ、その上に新たなものを創っていくっていうプレッシャーもあるハズだし。暖かく見守ってあげましょ? ファンが役者を大きくするってこともあるんだから。私は楽しみです。新メンバーでの山吹公演。どんな青学を見せてくれるのか。どんなふうに変わるのか。
…なーんてことを考えてると、ルドルフで英治が出ないショックがどれだけ大きかったかがわかります、私…。6月にあれだけのショックを受けといて良かったんじゃないだろうか…。今回のあれこれだって、こんなアッサリ受け入れられるんだから…。あの日のショックはそれはそれは大きかったもんなぁ…。あの時に受けたショックの大きさを思うと、ミュに関してはもう何が起ころうとも動じない気がします(笑)
こういう時って、やる側がどれだけ頑張っても、観る側がそれを受け入れる態勢を整えていないと何にもならないのよ。観る側に受け入れていく心づもりがないと、やる側がどれだけ頑張っても全て空回りしてしまうんだ。…ってのは、ルドルフの時に兼ちゃんに対してのアレコレで学習したことですが(笑)

…まぁ、一言だけ言わせてもらうなら、某「D」のメンツがやたら多いのな…。ミュって、そういう企画だったのかしら…。

不動峰当日
今回の不動峰の当日券は、2時間前から30分間整理券を配布、そして全て抽選。…つまり、早く並ぶ意味は全くないと。…ま、夏の千秋楽の状況を鑑みた、学習の結果なんでしょうね(笑) でも、かなり枚数は少ないらしい。それでも、いつ観られるかわからないとなったら、行けるだけ行くしかない。そういうワケで、チケットを持っていない回は全公演、並ぶつもりでいました。

初日、29日。雪の中イベント帰りに直行して並んだら…悪天候&イベント日にも関わらず、ものすごい人数が。もらった番号、既に400番台。結局、600人以上並んで40人。倍率15倍。ハズレましたよ、えぇ。で、そのまま物販に並んでグッズだけ買って帰りました。…ちなみに、後ろの人が当選してました(笑)
次の日、30日も朝から並びました。午前は700人近く並んで、当選者57人。…昨日より増えてるし。午後は更に増えて、約900人並んで65人。…当日券列だけで、中ホール埋まっちゃうよ。でも…840+900=1740…とか思うと…大ホールだったら入りきるのに…。ああん、もう…。ちなみに、午前の部では新メンバーが観に来ていたという話を聞きました。
31日。この日も雪予報。午前はチケットがあったので当日券には並ばなかったんだけど…約620人が並んで、65人。ちょっとだけ倍率が減りました。やっと高い敷居を越えてホールに入ることができたこの回、お花のスタンドもたくさん見てきました。私も参加した某同盟からのスタンド、写真に撮ってきました(笑) 早く現像に出したい〜。で、ホールから出たら、雪。3センチくらい積もってるし。その日の午後は雪の中並んでハズレたけど、約700人中、70人。…やっぱり、多少倍率が減ったのは大晦日だから?

年が明けて、1日。並ぶつもりだったのに…大晦日の夜に体調を崩し、どうにもならなかったので断念…。嘔吐と下痢で水飲んでも吐いちゃって脱水症状寸前で、病院で点滴打って薬もらってきました。2日の午前中には何とか回復するといい…。この日は一体、どれくらい並んだんだろうね…。
2日の午前も、大事を取って断念。せっかくの千秋楽中継を観る方が大事なので。えぇ。その2日午後、実は余裕があったらちゃっかり並ぼうかと思ってました。「中ホール当たったらめっけもん!」みたいな。もし当たったら、余った分はハズレてしまった人に譲ればいいし、みたいな。結局、体調のこともあって並びはしませんでしたけどね。で、この回、2000人以上並んだようです。ほとんどが当選していたみたいです。でも、それでもハズレた人はいるワケで。…補欠とかってキャンセル待ちみたいなのもあったみたいだけど…結局、どうなったんだろうね。全員入れればいいのに。でも、地方の人なんかは、不確定な当日券に並びに来ることもできずに、結局1枚も取れなくて諦めた人も大勢いるんだよね…。まぁ、体調を崩したのも、「チケット持ってるんだから贅沢言うな」との思し召しかもしれませんて…。あぁ、でも、ハズレ券コンプリートするつもりだったのに…。(おい)

ホントに、夏のルドルフの千秋楽が毎日続いたよ…。しかしコレ…当選番号の紙を貼りに来るのが、合格発表みたいで何かヤだ…(苦笑)
てゆーか、千秋楽の大ホール、かなりの人数の当選が出てましたが…それこそ1000人くらいの。…それだけのチケットが当日券としてあったってことは…最初から販売されてなかったのか、それとも予約流れをほとんど再販売に出さないで当日券用に取っておいたのか、どっちだろう…。予約流れ再販売分は、私の知る限り、オークションもほとんど出なかったんだよね…。まぁ、あのオークションの状況を見ると、敢えて販売・再販売に出さないで残しといて当日券にした方が、観たいファンが正規の値段で手に入れられるってメリットはあるけど。

でも、たとえ1公演だけでもナマで観られたこと、たとえスクリーン中継でも千秋楽を観られたこと、本当に幸運だったと思います。そして、今回こういう形で、「卒業公演」という形できちんと区切りをつけてくれたことで、観ている側も次への切り替えができました。今までのメンバーの更なる飛躍を祈ると共に、新メンバーでの新しいミュにも大いに期待したいと思います。山吹戦、より楽しむことができそうです。
そして、柳。帰ってきてくれて、本当に嬉しい。まだまだ動きがぎこちない部分もある。本当なら、舞台に立てる状態ではないのかもしれない。でも、31日午前に観た時と、2日午後の千秋楽。たったこれだけの期間で、ずいぶん動きが良くなっているように見えた。本当にもう…キミはまだまだこれからなんだから、負けちゃダメだよ。がんばって! みんな応援してるからね!!
英治に関しても、もし今回、他の人が出ていたら…それが兼ちゃんであってもなくても、きっと私は、いつまでもグチグチと「英治が見たかった」と言い続けていただろうと思う。今回英治が部長をやってくれて、本当に嬉しい。英治と柳で不動峰をやってくれて、本当に嬉しい。これで、このメンバーに対してはもう、思い残すことは無い。チケット取りも、やれるだけのことはやったし、前回のルドルフと今回の不動峰、1回1回をしっかり焼き付けてきたから、悔いは無い。
みんな、今まで本当にありがとう。みんなのことが、大好きです。

ちなみに今回、英治の歌がかなり上達してたと思います。ちゃんと声が腹から出てるカンジで。セリフはまだちょっと浅いカンジがしたけど、歌はだいぶしっかりしてきたなぁ、と。音程も取れてたし(笑)
今回はもう、舞台公演を観たと言うより、柳の復活劇とみんなのチームワークを観に行ったカンジかな。キャストもスタッフも客もみんな「FAMILY」みたいな。かなり「役者の素顔」を見た公演だったと思います。
そして思うのは、リョ&塚の組み合わせはやっぱり、柳&英治、ゆーや&兼ちゃんがしっくりくるなぁ、と。英治の部長はリョーマを同じ目線で見守る感じがして、兼ちゃんの部長は一段高いところから突き放す感じがするもんで、やっぱり柳には英治だなぁ、と。柳&兼ちゃんだと多分、柳は兼ちゃんの手に余ると思う(笑) 逆に、ゆーや&英治だと…ゆーやがちょっといい子すぎちゃうような気がするんだよなぁ。なんて、モロにリョ塚視点の話なんで、どーでもいいと言えばどーでもいいんですが(笑)

でも…この調子だと、次の山吹、幕が開いた瞬間にまた泣きそう(笑)

山吹当日
当日…と言うか、まず当日までの話をちょこっと。
今までと違って大阪公演の方が先だったため、ウッカリ大阪行きの切符を買ってしまいそうなくらいには、楽しみでした。ちょうど土・日・祝だったからねぇ。もしインテに申し込んであったら、多分その日の午後は観に行ってた(笑) 3代目部長も楽しみだったし。既に他所で漫画原作のミュージカルの経験があるっていうのは大きいだろうな、とね。でもまぁ、他はほとんど経験のない子が集まったワケで。観た人たちの日記とか見てるといろいろと、あまり大きな声では言えないような話がちらほらと(笑) あ、でも、千石はハマリ役だって感想が多かったですね。
でも、やっぱり私は楽しみでした。「幕が開いた瞬間に泣きそう」とか思ってたけど…東京公演も始まって、「今頃…」なんて思ってたらウッカリ涙ぐんでたり(笑) …早っ。チケットは土日の4公演だけを取ってあったので、平日は生殺しのようでした…。早く観たくて仕方なくて。もう始まってるのに行けないのがもどかしくって。
何か…すごく幸せだな、って思いました。ミュと出会って、初代メンバーの公演を堪能して彼らの卒業を見届けて、すぐに2期目メンバーでの新しいミュがスタートして、その変わり目に立ち会えるのってものすごくラッキーだな、って。…まぁ、その裏には、「どんなに寒くてビミョーでも、私は受け入れてあげるから!!」みたいなのがあったんですが(笑) 最初はどんなにビミョーだったとしても、公演を重ねるごとに成長していく過程を見届けていけるのって楽しいな、ってね。いつかキミたちも、初代メンバーのように惜しまれながら卒業できるといいね。
東京公演、19・20日はその初代メンバーが観に行っていたようですね。

そして、22日土曜日。観に行きました。当日券…抽選になってたね…。まぁ、土日4公演は全て完売表示が出てたからなぁ。午前は、約80人中15人。倍率5倍ちょっと。…平和だ…。午後は、合格発表(笑)を見てくるのを忘れちゃったけど…けっこう並んでたように思います。
で、幕が開いた瞬間…と言うより、行きの電車で目を潤ませ、ホールに入ってグッズ買って、座席に座ってまた目に涙が浮かび(笑)、隣の2人組のお嬢さんがレポを書くのかいろんなシーンの確認してるのを「ネタバレは聞きたくないー!」とばかりに必死に意識を手元のアンケートに逸らし(笑)、客席が暗くなった途端にじわーっと。オープニングの曲でとうとう目から零れましたが、何か。
ちなみに、この日はDVD撮影用の機材が入ってました。
で、23日、最終日。けっこう並んでましたよ、当日券。午後の部で後ろの席の人の話に何となく耳をそばだてていたら、午前の当日券は110人以上並んで10人だったとかって…。すげーや。10倍に戻っちゃったよ。てか…メルパルク、座席が客席の後ろの壁までびっしりだから、立ち見が出せなさそうなんだよね…。でもまぁ、アレです。旧メンバーからのファンで「やっぱりもっと観たい」とか言って当日券に並ぶハメになった人って、やっぱりいると思うんですが……だからホラ、ね、新メンバーに対してのアレコレって、絶対に旧メンバーの初演に対してのアレコレと同じものだって。観てるうちにだんだんハマってくるんだって(笑) …そして、最後のゆーやの挨拶で泣きました。大変だったね…。がんばったね…!!

てか…初回・22日午前を観終えて思ったんだけど…あの舞台を旧メンバーを引きずって観てたら、旧メンバーも新メンバーも可哀想っスよ。てゆーか、勿体無いっすよ!!(←夏のルドルフであれだけ英治を引きずって兼ちゃんを見てたお前が言うか!!) …まぁ、大阪6公演・東京も既に3公演終えてだいぶこなれてきたってのもあったんだろうけど…そんな、周りでいろいろ言われてたほどのものは感じなかったなぁ。
尤も、旧メンバーをなぞってる部分は多いと思う。今回は敢えてなぞってるんじゃないかしら。ルドルフ組も出てるし。なぞることで演じ方のヒントになるだろうし、模倣ってのは全ての基本だからね。それから独自の色を出していけばいいのよ。今回のルドルフ組…影の功労者ですね。ゆーやにとっても新メンバーにとっても、心強かったんじゃないかしら。ゆーやにとっては、既に一緒にやった人たちだから、新メンバーを率いるプレッシャーを分かち合ってくれるだろうし、新メンバーにとっては、既にミュの舞台を踏んだ人たちだから、いろいろフォローしてくれるだろうし。特に今回、経験少ない子が多いから。
何か私、いい意味でスッパリ切り替わってました。6月のルドルフ公演告知で一足早くあれだけのショック受けといてよかった。今までのメンバーを忘れるワケじゃなく、大切な思い出としてしまっておいて、新メンバーをその上に重ねていくんだけど、変に比べるワケじゃなくて。ちゃんと同じラインの上につながってるカンジです。素敵な「2代目」たちです。彼らも、1回ごとに進化してます。昨日より今日、昼より夜、そんなカンジで。これだけのプレッシャーの中、あれだけの舞台を作り上げてくれたんだもの。安心して今後のミュを任せられる。これからの成長が楽しみです。

そして、部長役のお城。(←勝手な愛称。「おじょう」と読む) 第一印象は、英治と兼ちゃんの中間かな? シメるところはシメる、緩めるところは緩める、みたいな。アメとムチをうまく使い分けてるカンジ? …英治はかなりアメで兼ちゃんはだいぶムチだからなぁ(笑) でも、第二印象は、むしろ…英治と兼ちゃんのいいトコ取り?(笑) だって、何か…ちゃんと歌えて踊れる部長って…部長じゃない!(笑) さすが、既にミュージカル経験があるだけあるなぁ。それも、テニプリと同じく、人気漫画を原作としたミュージカルで。あの子は「自分を格好よく見せる術」を知ってます。どうやったら、自分の一番カッコイイ姿を見せることができるか、知ってます。フツーにカッコよすぎて、逆に「萌え〜!」はなかったんだけど…でも、次の日になってから「お城…可愛ぇーーっっ!!」みたいなのが(笑) だって、ナチュラルに左利きだし。(←そこかよ)



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