「ルーンクエスト」キャンペーンのこと。その2。
前のページからの続き。第11回目以降の話。
- 第11回:02年1月26日
- 前回、洞窟の中で捕らわれた人を見つけたところで終わってしまったので、その続きから。
洞窟の中をちょっと漁って、何やら手紙らしきものを見つけました。ルナーの言葉で書かれているところを見ると、どうやら…ルナーの中にこの混沌の怪物と通じているのがいるらしい。とりあえず、証拠品として手紙は回収。いや、誰も内容は読めなかったんですが(笑)
とりあえず、村の女の子は親元に返し、感謝されて報酬ももらったのでした。そしてみんなしてマリオンを小突き回す(笑) そしたら、終いにゃやさぐれた(笑) まあ、ね…仲間4人を一度に失ってしまったからね…可哀想なとこもあるんだけど。
街へ戻る途中、とあるイサリーズの司祭様と出会う。そこで回収した手紙の内容を読んで教えてもらったのですが…ダック・ポイントに作っていた結界と何か関係があるのでは、という疑惑が浮上。差出人は、あの街にいた嫌な総督であるらしい。いや、その総督と会ったことはないですが。
そして街へ戻り、詳細を報告。だんだん、話がでかくなってきたなぁ…。なんて思った翌日、またエディエートは司祭様に呼び出され、指令を受けました。曰く、そのイサリーズの司祭様が結界に対抗するためのアイテムを受け取りにある街まで行くから、その護衛をしろ、と。さもなくば、ダック・ポイントの方へ行ってくれ、と。何となくダック・ポイントへは行きづらいので(笑)、イサリーズ司祭様についていくことにしました。
その街…「アルダチュール」という街ですが、特にこれと言って目立つ特徴のない、交易の中継点になっている街らしいです。その街の中で…あの騎馬隊のいけすかない副官を仲間が発見。任務で…という様子ではなく、旅人を装っているところが何か気にかかる…。情報を集めてみると、奴らは奴らで人を捜しているようだが…。
どうも誰かに見張られてるような気配を感じつつ、品物が到着するまで少し足止めを食ったものの無事に取り引きを終えて、さて、帰ろうかという時。野営をしようとしたところで仲間のオーランシー・ラソン君がアルダチュール方面に妙な人影を発見。あからさまに怪しいので仲間3人(ラソン、シャピロ、グリューナク)で確かめに行くことに。そしてやっぱり、弓の射程に入ったところで、いきなり弓を撃つラソン君(笑) 逃げようとする相手の背中に向けて撃った弓が見事に刺さり、相手の動きを封じたのでした。が。奴もただではやられない。炎の精霊(?)を2体呼び出し、その隙に逃げおおせたのでした…。この炎、けっこうヤバイ相手だったのですが…そこでのみんなの感想が、「げ、マズイ(汗)」ではなく「あ、やっぱり敵だった。よかった♪」なあたり…何か間違ってます(笑) そこにガーゴイルも飛んできたんですが…全然楽な戦闘をしてました。やっぱり、接敵する前にちゃんと全部補助魔法はかけておかないとダメなんだね……。
そして待機組の方にも異変。馬車の中から包みを持って逃げ出そうとする人影。逃がしてなるものか!ということで…殺っちゃいました☆ あたしも弓を持った方がいいのかなぁ…と思った瞬間。コイツも弓で一撃だったからなぁ…。
そのアイテム、何とダック・ポイントに直行でした(苦笑) せっかくダック・ポイントに行きたくないからってこっちの任務を引き受けたのに…。ちなみに、ダック・ポイント行きの任務は、マリオンが引き受けてたハズです。あっちでは…どうなっていたんだろうかね? マリオンは、名誉挽回できたんでしょうか?(笑)
そんなこんなで、街に戻ってシナリオ終了。だんだん…話がでかくなってきた気がする…と言うか、深みにハマっていってるような気が……。
- 第12回:02年2月3日
- 前回、アルダチュールかダックポイントかの2択でアルダチュールの任務を受けましたが。ダックポイントの方は、マリオンたちが受けていたワケで。だから…ダックポイントに行ったら、当然コイツらもいるワケで。むむぅ。
で、ダックポイントに行ってみましたら。どうもルナーの奴らはこの前から作っていたほこらに何かを収めているらしい。「竜の牙」だか何だかいうたいそうな名前のアイテムらしい。長さ20〜30cmという他には、正体と能力は不明。
そして、この街で今度は旅芸人らしき一行と出会いました。じいさんと、巨漢の人と、顔が同じの女の子3人。どうもこのあたりの人ではなさそうだ。特に女の子3人。顔立ちも服装も、見たことないカンジ。(ぶっちゃけた話、いわゆる「東洋系」らしい) だがしかし、どうもこのご一行、微妙なカンジにルナーのほこらと「竜の牙」に関して何か知っていそうないなさそうな?
そして、ルナーの奴らがそのほこらで何かやってるのを嫌〜なカンジに横目に見つつ、旅芸人ご一行と共に街を出たのでした。
そしてその道中。前方からいきなり恐竜がッッ!! …この恐竜、「マギサウルス」とかいう、ドラゴニュートの変形種らしい。しかも旅芸人のおじいさんと知り合いらしい。しかもワイバーンまで出てきちゃったよ…。
まあ、そんなことがありつつも無事に元の街・ジョンスタウンに戻ってきました。何か魔道呪文の使い手であるっぽいこのおじいさん、不思議な魔法をかけてくれました。能力値のひとつが、1年半くらいの間(正確には655360分間)1点上がるの(笑) 神への信仰による魔法とは全く異質なものらしい…。ちなみに私は敏捷度を上げてもらいました。コレが1点上がるだけで、あたしは戦闘時の行動がちょっとだけ速くなる〜〜。…でもあくまで「魔法」なので、魔力感知にはひっかかるし、魔力解除されると消えちゃうらしいですが。
で、やっと帰ってきたと思ったら。…今度はまたいつぞやのお馴染みドラゴニュートがやってきた。どうも近頃、ドラゴニュートたちが石柱を壊して回るという、奇妙な行動をしているらしい。で、そのお馴染みドラゴニュートが言うには、その破片はちょっとした小遣い稼ぎになるらしい(笑) なので、司祭様には本当のことを言わずに許可をいただいて(笑)、仲間と共について行ってみたのですが。
その場所と言うのが、以前大自然に負けそうになった洞窟のすぐ上。石柱を壊したりなんかしたら、洞窟も崩れてしまう。そしてその洞窟の中には、あの時お世話になったイモリたちが……。
となると、義理人情に厚い人がいるこのパーティー、「イモリたちを助けよう!」なんてことになってしまうのです。で、このパーティーが取った信じられない行動は。イモリ大移動。…何でだ? 一応、ドラゴニュートたちとの交渉もしてはみたのだが、何故かみんなして「交渉の余地ナシ」と思い込んでしまったんだよなぁ…。何でだろう…。
いやそんな、イモリの引越しなんかGMが想定しているハズはないし、絶対他の方法があるハズだと思ってたんだけど…思い込みって怖い。そんなワケで、かなり無茶な金策をして、イモリたちをお引越しさせてしまったのでした。むむぅ…。何故こうなったんだ……。
…まぁ、もっとも、壊された石柱の破片はしっかり拾って、ちょっとした小遣い稼ぎはしたことはしたんですが(笑)
ちなみに、イモリたちを助けるためにGMが用意していた方法は、あのダックポイントのルナーのほこらにある「竜の牙」なるアイテムだったそうで。ほこらを壊してアレを奪い取って来ればよかったらしいのだが。…どうすんだろう…(苦笑) GM的には、何としてもほこらを壊して「竜の牙」を奪い取って欲しかったらしいです(笑)
- 第13回:02年10月12日
- さてさて、またまた半年以上開いてしまいました。プレイヤー達の記憶もだいぶあやふやになっています。ので、まずは前回までの確認から。
フマクトのシャピロ君は、イモリたちの側についていて守ってやることに。イェルマリオのグリューナク君は、イェルマリオの聖祝日が近いので、一度故郷(くに)に帰る準備をしているところ。他の人は………どうしてたっけ??(おい)
そしてエディエートは、ずいぶん長いこと神殿を空けてしまったため、司祭様に怒られました……。むぅ………。お引越しなんかするからだ…。(なら止めろよ) でも、その遅れを取り戻すべく神殿にカンヅメになっている間に、エディエートは誕生日を迎えました! なので、みんなを集めてささやかなパーティー。(シャピロ除く)
そして数日後、司祭様からダックポイントへのお使いを頼まれる。いつものメンツを誘って行く途中、イモリたち(とシャピロ)の様子を見に行くことに。その頃シャピロ君は、ニュートリングを捕まえに来た不審者(川の下流の村の人らしい?)と戦っていました(笑) 何でも、シッポがすっごい珍味で高く売れるらしい…。な、何だかなぁ……(笑) で、シャピロ君の様子を見に行っただけの私らはちょっとだけ立ち寄って、すぐに出発したのだが…何故かそこに残ると言い出すオーランスのラソン君。…まぁ、いいけどね…。
そしてダックポイントの直前で、憮然として歩いてくる人が一人。話を聞くと、最近アンデッドが出没しているらしいカンジ。それをアンデッドの専門家であるところのフマクト神殿に報告に来て助けを求めたがすげなく断られたらしく。ダックポイントに着いてから一応フマクト神殿に行ってみたのだが、何かすっごく忙しそうだった…。アンデッドが10倍ぐらいに増えたとかで、従来の3倍(フマクト神殿比)の力を持った討伐隊を従来の3倍(フマクト神殿比)も派遣しているとか何とか…。そりゃぁ忙しいわ。
で、帰りがけにまたシャピロ君のところに寄ったのですが。その頃ラソン君は、弓1本で熊を倒していました(笑) …に、人間じゃない…。何でそこで弓を撃とうなんて思ったかなぁ、ラソン君…。敏捷度の為せる技とは言え、よく仕留めたなぁ……。
そしてダックポイントで聞いたアンデッドの話をフマクトであるところのシャピロ君にも話したら、やっぱり放ってはおけないだろうということで。私らが出会った人は川の下流の村の人らしく。シャピロ君がそこの長と話して、長と一緒にアンデッド退治に行くことに…。
場所は、村から更に下流にある廃村。何か……7匹ぐらいって聞いてたのに、10匹もいる〜〜〜。話が違う〜〜〜。でもまぁ、やっと戦闘の仕方がわかってきたらしいこのパーティー、最初の長の<ターン・アンデッド>も功を奏したのか、それほど苦戦することもなくアンデッドどもを掃討したのでした。
で、その長が、東の方にイモリたちの集落がある、なんて話をしてくれた。何でも、そっちの方に詳しい知り合いがいるそうな。…その知り合いと言うのが、あの旅芸人の不思議なおじいさんだったりなんかして。そしてみんなは、東へと旅立ってしまったのでした。…むむぅ…。
いや、あたしは残ったんですが…。だって、どうせ様子見に行くだけでしょ? すぐ帰って来るんでしょ? だったら待ってるヨ。…しかしその後司祭様に呼ばれて、「最近元気がないな」とか言われちゃったりなんかして(笑) …そうかー、あたしは最近、沈んでたのかーー。更に、「行きたければ行っていいぞ」みたいなことも言われてみたりして(笑) うーんうーん…オーランス的には、「面白そうだから行ってきます」の方がオーランスっぽいのかなぁ……と思いつつ、でもやっぱり今の段階ではあの子は「行く」とは言わなさそうだ…。
そんなこんなで、以下次回。
- 第14回:02年11月24日
- オーランスのウォーレンのプレイヤーが久々に参加♪ …しかし、代わりに戦闘要員のプレイヤーが二人(シャピロとグリューナク)欠席…。
…さて。プレイヤーが欠席の間、ダックポイントでマリオンと共に行動していたらしいウォーレン君。いつの間にやら、マリオンに「四天王」の候補として見込まれていました(笑) …悪いことは言わん。やめておけ、ウォーレン……。
それはともかく。
みんなが旅芸人のお爺さんたちと一緒に東のパヴィス方面に旅立ってしまい、残ったのはウォーレンとエディエート。そして、ダックポイントにいるウォーレンの元に、お使いが。「エディエートさんが来てるんですが…」……え。あたしッスか?(笑) 「東の方に行くから、一緒に行かないか、って言ってるようなんですけど…」…あら。いつの間にかあたしも行くことになってたのね(笑)
そんなワケで、ウォーレンと二人、馬車で旅立ったみんなを馬で追ったのでした。みんなには4日くらいで追いついたんですが…問題はその後。
馬車と馬で荒野をのんびり旅していたら、前方からけっこう怪しいカンジの男が一人歩いてくる。フードをすっぽりかぶって、更にちょっとびっこ引いてたりして、何だかとっても怪しい。しかも、何か擦れ違いざまにちょっとじろりと見られた気がする…。
そしてしばらくしてふと振り向いてみたら、ソイツの姿が見えない。見晴らしはいい場所のハズなのに…。何か怪しい。でもまあ、気にしないで歩いていたら。…突然、後ろから矢が飛んできたーー。しかも何か、いつぞや戦ったサソリの化け物が5〜6匹〜〜〜。
さて、どうしよう。
…いつもの調子だと、ここでフツーに戦ってたハズなんだよなー。やっぱりシャピロのプレイヤーがいなかったのがちょっとイタかったかなー。
何か、ここで「逃げる」という選択肢を取ってしまったのですよ。馬車にしろ馬にしろ、走らせるには技能チェックが必要なんですが。にも拘らず、「逃げよう」と。そしたら、ウォーレン君だけがチェックに失敗。道を逸れて真横に走り出す馬。そうしている間にも、サソリは迫ってくる。しかしなかなか馬が言うことを聞いてくれない。挙句、馬から振り落とされてしまったウォーレン君。
…これって…もしかして、もしかしなくても最悪のパターンなんじゃ……???
でも、見捨てるわけにはいかないので、そこで戦闘態勢に入ったのですが。…今度は、あたしの馬が止まってくれない(苦笑) えーん、言うこと聞いて〜〜。どんどん離れてくよ〜〜〜。やっと馬が止まった時にはだいぶ仲間と離れてしまっていて、…戻る頃には戦闘終わってるんじゃ……。
そんな中、ウォーレン君はがんばりました。サソリの攻撃もダイス目が悪かったけど、ウォーレン君もがんばって避けてました。でもやっぱり、限界はあります…。とうとう、尻尾の毒攻撃が命中。絶体絶命。そこでウォーレンが取った行動は。
神性介入。
神性介入とは、D100を振って自分の「POW(精神力)」以下の目が出たら、神様にお願いを聞いてもらえる、という、ある意味最強呪文である。自分の「POW」の値がそのまま成功率になるわけだ。だいたい、14前後なんだけどね〜、「POW」って。そしてもし成功しても、出目の分だけ「POW」を失ってしまうのだ。成功すればデカイけど、その分代償も大きい。
そしてそこでウォーレン(POW:確か14)の振った目は。「09」。出た! 出たよ!! そしてウォーレンの「みんなをパヴィスに連れてって」というお願いにより、一瞬にしてパヴィス到着。そこには、いきなり存在感の薄くなったウォーレンの姿が……。(笑)
そんなわけで、誰も予測しなかった形で今回のシナリオは終了。…絶対、今回こそは誰か死ぬと思ってた…。生きてたよ、全員…。使い物にならなくなってしまった人はいるにしてもさ…。
今回の最大の誤算は、旅芸人の爺さまたちを戦力として考えていなかったこと…。戦えばかなり強い人たちなのは、何とかサウルスとワイバーンが出てきた時のことを考えれば容易に推測できたハズなのにね…。
そして、ウォーレンのプレイヤーは、冒険が困難になってしまったウォーレン君の代わりに、新たにストーム・ブルのキャラクターを作ったのでした。
以下、続く。
「ルーンクエスト」に戻る/1ページ目に戻る